- 10/17
良い天気の月曜日。気温はまだ若干高め。
続きの音楽書Gを進めつつ、「デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画」受賞を受けて、帯の改訂版を入稿。途中予定していた新たな音楽書Aの素材が入ったり、予定していなかった雑誌レイアウトの依頼が入ったりとバタバタ。
昨晩、CSでやっていたももいろクローバーZのライブを観る。元々女性ボーカルが苦手なので、普段アイドルポップスはラジオぐらいでしか聞くことはないけれど、ライブで観るテンションの高いパフォーマンスと曲は雑伎団やサーカスのようで楽しい。ただ、曲の構成や世界観がハイカロリーすぎて、弱っている人ならどっぷり依存してしまいそうな包容力がちょっと怖かったりもする。 - 10/18
さわやか火曜日。執拗なAmazonからの宅急便で少し早起き。
で、届いたのは、もう修理することをあきらめた秋葉館「林檎派スタンダードII」の代わりに購入したラシーのHDD「d2 quadra」(3台目)。Maxtor無きいま、個人的に唯一信頼している外付けHDDブランド。そしてそのMaxtor(OneTouch III)も5年以上使っていて未だノートラブルだから、HDDの寿命はケースや電源次第なんだろうなあ。
日中は細かい作業に追われつつ、5時からクリニックで年に一度の区民検診を受ける。とはいってもここ最近別件で検査が続いたので、すっかり慣れっこに。結果はおおむね例年と変わりなかったけれど、血圧がやけに低かったのが気になる。 - 10/19
ひんやりとした水曜日。色々お仕事が滞っているけれど、今日は雑誌のレイアウト一本に絞って作業。夜作業を終える頃には何とかカタチになる。
先日入稿したレコード・コレクターズ増刊「マイルス・デイヴィス・ディスク・ガイド」の見本誌が早くも到着。ボブ・ディラン、ザッパ&ビーフハートと同じ路線のフラットなディスク・ガイド。これまでデザインした中では、一番レコード・コレクターズの本らしいかな。書体はストレートに50年代ジャズっぽさを狙っているんだけど、渋谷系世代にとっては別の意味でベタに思えてしまう(当時ブルーノート風デザインが氾濫していたので)。 - 10/20
さわやかを通り越し肌寒いくらいの木曜日。夕方からスウェットを羽織る。
昨日の雑誌レイアウトにOKをもらい、お次は音楽書Aに着手。文字組ものは作業をいかに効率よくシステム化できるかがポイントで、このお仕事もそこが気になっていたけれど、いざ流し込みを始めてみたら結構スムースに進んでほっとする。この分だと週末にそれほど持ち越さなくてもすみそう。
4時からいつもの歯医者へ。ずうっと完治一歩手前の足踏み状態だったのに、なぜかここへきて経過が良好で、やっと次のステップに進むことに。先日まで飲んでいた抗生剤が効いたのか、それとも涼しくなって体調が回復してきたのか。 - 10/21
曇りのち雨の金曜日。音楽書Aを一段落させ、佳境の音楽書Gの修正をもくもくと進める。気づけば今日は外出せずじまい。 - 10/22
雨模様の土曜日。積み残しのお仕事をぼちぼちと進める。
雨が上がった夕方6時過ぎに家を出て、新宿三越のジュンク堂で著者のお二人と佐々木中さんによる「文化系のためのヒップホップ入門」トークイベントを観覧。ゲストの佐々木中さんが最後に付け加えていた、“ヒップホップはゲームである”という定義に対し、いくら敷居は低くても仲間内でなれ合いになることは絶対に無くて、スキルが発揮されてはじめてコンペに参加できるという主旨の話が印象的だった。
終了後、著者のお二人(長谷川さん&大和田さん)、担当編集のアルテス鈴木さん&木村さん、イラストを描いていただいたカンノさん…と結果的に関係者+αが一堂に会することになり、色々ご挨拶。その流れで打ち上げにもお邪魔する。つい先日まで胃の調子がイマイチで、食事量を減らしてアルコールも断っていたため、久しぶりにビールを大量に飲んで酔っ払ってしまった。油断した。 - 10/23
ぐったりの日曜日。雨は上がったけれど少し蒸す。
二日酔いではないけれど、さすがに外出する気になれず、明日からの平日に備え、こもってお仕事の積み残しをぼちぼちと。
クドカンの新ドラマ『11人もいる!』第1回を観る。『未来講師めぐる』や『吾輩は主婦である』のようなホームドラマで、ギャグ優先では無いので安心して観ていられる。この枠の連続ドラマを観るのは『熱海の捜査官』以来かな。
月: 2011年10月
餅屋週報(10/10〜10/16)
- 月)体育の日の月曜日。請求書を作成したり、仕事机の周りを整理したり、明日からの平日に備える。
日が暮れてから自転車で吉祥寺へ。intoxicate(カバーデザインした「デオダ・ド・セヴラック」評が大きく載っていてうれしい)などフリーペーパー、フライヤーをもらいつつ、7日に発売になった「文化系のためのヒップホップ入門」が書店に置かれているのをチェックして回る。この本のカテゴリーは音楽書だけれど、比較的一般書籍に近いテーマなので、メジャーな展開をしてくれることを期待。 - 火)やや蒸す火曜日。二度寝でまた寝坊。
2週間前に受けた大腸内視鏡検査の結果を聞きに行こうとクリニックに電話をしたところ、何度かけても留守番電話。その後銀行に行くために近くを通ったら本日休診の張り紙があった。今週は月曜が祝日で明日はレギュラーの休診日なので、午後は木・金しかないことになる。ついでに区民検診も受けておきたいけれど、これじゃあ混むかな。
Defender Chroniclesきっかけで、前に落としたままだったTowerMadnessを始めてみる。例によって英語なのでまだちんぷんかんぷん。ビジュアルがかわいらしい。 - 水)満月の水曜日。朝早くからマンションのどこかで工事作業をやっていてとてもうるさかったけど、負けずに眠る。
お仕事を始めようと、Macの前に座り、いつものようにTBSラジオをつけメールチェックをしていたところ、宇多丸氏のコラムコーナーで装丁をした「文化系のためのヒップホップ入門」が紹介されはじめビックリ。急いで担当編集鈴木さんに電話で報告する。絶賛されていて、自分のことのように興奮してしまう。デザイン的にも満足しているので広く読まれて欲しいなあ。 - 木)曇りがちの木曜日。楽器本のカバーデザインを考え始める。
4時からいつもの歯医者。先週抜歯かもと言われたので、今回はセカンド・オピニオンを求めるために紹介状を書いてもらうつもりだったけれど、経過が思いのほか順調で、先生とよく話してまた少し様子をみることになる。その後皮膚科(兼泌尿器科)で、先週の尿の精密検査の結果を聞き(異常なしだった)、今回は別の抗生剤を処方してもらう。厄年は免疫力が低下するというけど、今年はまさにそんな感じ。 - 金)筋肉痛の金曜日。日中はくもりがちで夜になって大雨。
楽器本の表紙のアイデアをあれこれと考えたり、本文のレイアウト作業をしたり。
夕方、クリニックに先日の大腸内視鏡検査の結果を聞きに行く。検査したときも大きな問題は見つからなかったけれど、精密検査でも特に問題は無いとのことでほっとする。次受けるとすれば胃がん検査かな。 - 土)雨模様の土曜日。今週はカラダもココロも疲れ気味だったので、部屋にこもって体力温存。
先月、装丁をした本「デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画」(椎名亮輔・著/アルテスパブリッシング)が、吉田秀和賞を受賞したとのことで、文面を変更した帯の改訂版をレイアウトする。先日の「文化系のためのヒップホップ入門」(こちらもアルテス)といい、関わった本が立て続けに話題になってうれしい。 - 日)まだ筋肉痛の日曜日。真夏日寸前まで気温が上がる。
見本でもらっていた「文化系のためのヒップホップ入門」を読む。レイアウト作業中に自然にテキストが目に入るので読んだ気になっていたけれど、改めて読んでみるとやはり面白い。対談はYouTubeでPVを見ながら行ったそうで、確かに読んでいるとPVが見たくなってくる。
餅屋デザイン(2011年5月〜9月)
3月の震災以降、Twitter離れで紹介しそびれていたので、その間のお仕事をまとめてみました。
DAW自宅マスタリング
/江夏正晃(リットーミュージック)amazon
カバー・本文をデザインしました。
本文の見出しで珍しく新ゴを使っています。
(2011.5発売)
ボーカリストのためのボディメイクエクササイズ
/ミッキーT(リットーミュージック)amazon
カバー・本文をデザインしました。
著者&モデルはCKB剣さんがかつて楽曲提供していた神崎まきさん。
(2011.6発売)
●叢書ビブリオムジカ
ヴァーグナーと反ユダヤ主義 「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神
/鈴木淳子(アルテスパブリッシング)amazon
[叢書ビブリオムジカ]シリーズ第一弾。
シリーズ・フォーマットとカバーをデザインしました。ドットのモチーフはドイツにある古城です。
(2011.6発売)
●叢書ビブリオムジカ
デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画
/椎名亮輔(アルテスパブリッシング)amazon
[叢書ビブリオムジカ]シリーズ第二弾。
カバーをデザインしました。ちなみにカバーの印象派風の画は南仏の風景写真をもとにソフトで加工したものです。
<第21回吉田秀和賞を受賞しました!>
(2011.9発売)
スグに使えるEQレシピ
/角 智行(リットーミュージック)amazon
カバー・本文をデザインしました。音楽制作のガイドブックですが、レシピ本風というコンセプトでデザインしました。
(2011.7発売)
スグに使えるコンプ・レシピ
/早乙女正雄(リットーミュージック)amazon
カバー・本文をデザインしました。上のEQレシピと同じシリーズです。
(2011.8発売)
餅屋週報(10/3〜10/9)
- 月)HMVのバーゲンで買ったCD3枚と一昨日注文したSONYのラジオレコーダーICZ-R50が届く。CDはVinicius Cantuaria「Serie 2 Em 1」(1stと2ndのカップリング)、Milton Nascimento(とLo Borges)「Clube Da Esquina」、ZTTの12インチシングル音源コンピ「Art Of The 12″」の3枚。ミナス系で欲しいCDはほぼそろってきた。
4時からいつもの歯医者。ひさびさにレントゲンを撮り、次回治ってる方の根管に薬をつめるそう。
いったん戻って昼食をとってから、5時にブルックマークスでディスク・ガイドの表紙色校チェック。 - 火)昨晩のJUNKからSONYのラジオレコーダーを使い始める。さすがSONYだけあって予約の設定や操作はとてもわかりやすい。ラジオの感度は良いけど、サイズ的に再生音はそれなり。今使っているビクターが良すぎるんだろうなあ。
ディスク・ガイドの本文が入稿間近でかかりきり。今回はモリパスやフォントワークスの新フォントをいろいろ試した。
型落ちで8千円弱になっていたプラズマクラスター付加湿器HV-Z30CX-Wが届き、寝室に設置する。効き目あるかな。 - 水)雨。うっかり寝過ごしてしまう。昨晩から加湿器をつけはじめたけど、雨で湿度は低くないので効果分からず。でもタンクの水はかなり減っていた。
ディスク・ガイドの本文部分入稿日。一部、タイトルパーツのみのデザインがあったんだけれど、対応ソフトがCS1までということで、アウトラインにしたパーツをIllustratorに張り直したりしてバタバタ。それでも何とか夕方にはすべて入稿を終える。その後はすっきりした気分でしばらく手をつけられなかった別の作業を再開。 - 木)雨上がって、日中は緩い。タオルケット+綿毛布ではちょっと寒かった。ジョブズが亡くなったことを知る。
ディスク・ガイドが色校待ちなので、別のお仕事をぼちぼちと進める。
夕方4時半からいつもの歯科へ。今日は2つある根管の治っているほうに薬を詰める処置。前回撮ったレントゲンで、未だ歯茎の膿が残っていることがわかり、このままだと抜歯かもと告知されびびる。抜歯はイヤなので治療の切りの良いところでセカンドオピニオンを求めてみようかと思う。 - 金)二度寝してしまった昼。でも幸い急ぎの仕事は無く、進行中の作業をぼちぼち。
夕方久しぶりにいつもの皮膚科へ。
夜ディスク・ガイドが校了との電話あり。できあがりが楽しみ。 - 土)3連休初日。昨晩眠れずに、また遅起き。涼しいと際限なく寝てしまうので困る。
セールで入手したゲームアプリDefender Chroniclesにはまってしまい、ヒマさえあればやっている。ただ英語なので今のところトライ&エラーで少しずつルールを把握している状態。 - 日)3時に家を出て、電車とバスで三鷹の水生植物公園へ3度目の訪問。1度目が晩秋、2度目が初夏で、今回は枯れかけの彼岸花とそばの花くらいしか見物は無く一番中途半端な時期だったかもしれない。
その後は深大寺の出店を流しつつ、20分ほど歩いて二つ目の目的であるコメダ珈琲店で名古屋疑似体験。禁煙席の空きを少し待って、みそカツサンド、シロノワールなどを注文。シロノワールは暖かいデニッシュとソフトクリームの組み合わせで、味もまあイメージ通り。みそカツサンドはカツが揚げたてで美味しかった(思いの外大きく、三分の一を持ち帰りにする)。どれも特別美味しいわけでは無いけれど、足し算的な豪華さが名古屋らしさなのかな。
7時過ぎに帰宅。8時頃から予想外の雨が降り始める。出かけているときに降られなくて良かった。