餅屋年報2018

ついにAdobe Creative Cloud導入
●ちょっと前までCS2環境が必要だったため、仕事用MacのOSはLeopardで止めていたんだけど、モリサワパスポートをはじめ関連アプリの対応が終了してしまい支障が出てきてしまったため、意を決してお仕事環境を一新する。Mac miniの内蔵HDDをSSDに交換し、念のためCS6が動くYosemiteをインストール。今のところ問題ないけど、Yosemiteでもそろそろ古くなりそうな気配。
●そしてずっと敬遠してきたAdobe Creative Cloudを契約。メモリー16GB&SSDなので、CC環境はかなり快適。Adobe Fonts(Typekit)も便利だし、もっと早く移行すれば良かったな。

After Effectsの勉強をはじめる
●せっかくCCを導入したので、前から興味のあったAfter Effectsをインストール。20年以上グラフィックデザインの仕事をしていても動画関係は縁がなかったし、どこから手をつけていいのかわからなかったので、初心者向け解説書を購入してコツコツと3ヶ月。まだわからない部分も多いけれど、大体のやり方はわかってきた(意外とMacの処理能力が必要なこともわかった)。習作としてFFFで2つの動画を作った。
●過去にWEBデザインや電子書籍など、本職以外のジャンルをマスターしようとしてきたことはあったけど、After Effects(特にモーショングラフィックス)はグラフィックデザインの感覚と近くて、勉強が苦にならない。しっくりくる感じ。制作工程はどうであろうと最終的に動画ファイルに書き出せればOKというのも、性に合っている。

もうすぐ50歳
●30歳、40歳の時はあまり意識しなかったけど、50歳になることついては去年あたりからずっと考えている。いまのお仕事はできる限り続けたいとは思ってるけれど、商業デザインは依頼ありきでどうしても受け身にならざるを得ないので、なにか別のアウトプットを出来ないかと模索中。このまま流れに任せているだけではかなりヤバいぞという予感。これが(10年遅れでやってきた)「40歳の壁」なのか。
●なぜか最近しがらみやこだわりや執着がなくなってきた。やりたいようにやらないと時間がもったいないと思い始めたのも、50歳を前にして終わりが見えてきたからかもしれない。

では2019年もよろしくお願いします。

餅屋年報2017

なんだかんだで書かずじまいになってしまう年報を3年ぶりに…

お仕事関係
●年頭に「これまで流れに身を任せていたけれど、これからは自らで立ち位置を考えたい」と書きましたが、1年かけてかなり意識の変わった年になりました。7月にはポートフォリオページを大幅にリニューアルして、餅屋デザインの特徴を広くアピール出来るようになったかと思います。
●具体的には「強み・得意分野を活かす」という、よく聞くビジネスフレーズを、最近ようやく実感出来るようになってきました。ここまで意識が変わったのは2010年以来で、前回は「雑誌メインから書籍メインへの路線変更」だったのですが、さらに今年は一緒に仕事をする人や環境を優先して、能力を発揮出来る仕事になるように心がけはじめたところです。
●まだ転換期ということで成果はあまり出てないのですが、それでも河出書房新社やミュージックマガジンの装丁で手応えを感じています。来年はこの方向でさらに結果が出せるようにしたいと思っております。

プライベート
●仕事もプライベートもついついMacの前で過ごすことが多くなってしまって、読書や創作の時間が減少しているのをどうにかしたいと思い、ネット断捨離(主に検索)を心がけはじめました。ネットには自分の知らない面白いことやTIPS、考えるべき社会問題があると考えがちなのですが、実際にはそれほどでもないことがほとんどなので(買い物の比較や公共サービスを知るのは便利だけど)、来年も適度にネットから距離を置いて上手くつきあっていけたらと思ってます。
●20年近く続く連載「Fancy Free File」のプラットフォームをインスタグラムに移して、これまでより広く認識されるようになりました。これまでは著者・永田くんとの対話的だったのが、フォロワーも意識するようになって更新頻度もアップしています。もっと早く移行すればよかったかなあ。

ということで来年も餅屋デザインをよろしくお願いします!

餅屋年報2014

昨年末はインフルで寝込んでいたため、2年ぶりの年間トピックスを。

  • お仕事関係
    月に一度のレギュラーが2本あり、単発のお仕事もコンスタントにいただけたため、例年にないほどの忙しさになる。とはいっても徹夜したりするほどではないので、比較的、のレベルですが。
  • 育児関係
    2013年末にようやく歩き始めたあとは、ぐんぐんと成長してこの1年でかなり子供らしくなってきた。大した病気やケガもなく順調。
  • 健康関係
    45歳になり、ますますちょっとした体の不調が増えてきた。2013年末の検診でコレステロール値と中性脂肪値が高かったので、生活スタイルを少し改善(朝型、筋トレ、豆乳など)してみたら先日の検診で値が下がり喜ぶ。
  • その他
    フリーランスは年金が微々たるものなので、老後のことを考えてちゃんとお金のことに向き合わなくては、と手にした「超簡単 お金の運用術」で、これまで縁がないと思っていた運用やリスクのとらえ方にカルチャーショックを受ける。実際に投資をしなくても経済の動きを気にすると、いろんな見え方が変わってくるのが新鮮。

というわけで、2015年もどうぞよろしくお願いします。

餅屋年報2012

年は明けてしまいましたが、2012年の個人的トピックスをまとめてみました。

  • 妊娠発覚
    1月に奥さんが妊娠していることが判明。年齢的に難しいのかなあとあきらめかけていたので、本当にビックリ。妊娠に気づかないくらいつわり等はなかったけど、早産のおそれありで出産までは入退院を繰り返す。生まれて初めて病院に足繁く通うことに。
  • 義母が亡くなる
    その頃、2011年末から入院していた義母が亡くなる。幸い両親が元気なのでこれまで縁がなかったけど、介護や葬儀のことを考えるきっかけになった。
  • 無事第一子が産まれる
    そして6月に無事出産。新生児の頃は夜中に世話をしてたので、体力のなさを痛感する。ちょうどこの頃からお仕事が忙しくなったのもあって、軽くパニック。産後うつになるヒトの気持ちが少し分かった。
  • お仕事面
    おかげさまで、コンスタントにブックデザインのお仕事をいただきました。昨年から引き続き自分の中ではイラスト依頼ブームで、今年もいろいろな方にイラストをお願いすることに。イラストとグラフィック表現としてのデザインは境が曖昧なので、つい自分ひとりでも出来るかと思ってしまうけれど(ま、実際に出来るヒトもいる)、分業した方が面白いことに改めて気づいた次第。まさに「餅は餅屋」。
  • その後の歯
    夏頃から、2011年末に完治したはずの奥歯が疼きはじめ、別の歯科クリニックで検査したところ、歯周病になっているとのこと。また、それとは別に虫歯が2本見つかり、何だかんだで9月まで通院。歯周病の件は、いざ治療するとなると抜歯になりそうなので保留。埋まっている親知らずの抜歯も勧められる。

では2013年も餅屋ブログをどうぞよろしくお願いします!

餅屋年報2011

年が明けてしまいましたが、後厄だった2011年の個人的トピックスをまとめてみました。

  • 3月11日東日本大震災があって
    甚大な被害を目の当たりにして、いつかやらなきゃなあと思っていたことを、可能な限り実行するようになりました。たとえば鹿児島の祖母のお見舞いに行ったり、大腸内視鏡検査を受けたり。悲観的な意味ではなく改めて人生は有限なんだと意識するようになりました。
  • 歯の治療が(一応)終わる
    2月に痛み始め、最初はどこが痛いのかわからなかったけれど、 4月頃から歯茎が腫れ始めてレントゲンを撮ったら歯の根っこが膿んでいることが判明。普通はその原因になっている歯髄(神経)を取ってしまえば治まるらしいけれど、なぜか秋になっても治りきらず。これはいよいよ抜歯かとあきらめかけた頃に、別件で抗生剤を飲んだら治ってしまったという顛末。ただ虫歯と違って、取り除いておしまいじゃないので、いまでも再発にビクビク。
  • 手がけた書籍が話題になる
    装丁を手がけた「文化系のためのヒップホップ入門」がサブカル的に話題になり、「デオダ・ド・セヴラック 南仏の風、郷愁の音画」が吉田秀和賞を受賞と、この秋はちょっとしたモテキ状態。本が売れるか否かはある種バクチみたいなもので、ましてやデザインで売れ行きが大きく変わるわけではなく、「勝てば官軍」というのは重々判ってはいるけれど、それでも売れるのは我がことのようにうれしいです。
  • ブラジル音楽にはまる
    これまで非英語圏の洋楽は苦手で、ボサノヴァすらあまり聞いていなかったのに、突如ブラジルのポップスにはまり、CDを買いあさる。特に好きなのはロー・ボルジェス、トニーニョ・オルタ、ベト・ゲヂス、イヴァン・リンスなど。ブラジル盤のCDは入手しにくいのが難点。2011年の1曲を選ぶとしたら、ロー・ボルジェス「Clube da Esquina nº 2」かな。

というわけで2012年も餅屋ブログをどうぞよろしくお願いします!