MOCHIYA BOOK

ABOUT

餅屋ブックは餅屋デザイン・オリタ主催の個人出版レーベルです。

同人誌に掲載されていた藤本和也さんの作品を形にして残すために2001年にスタート/2022年に活動を終了しました。

BOOKS

ふらふらふらり 第一部

『ふらふらふらり 第一部』
藤本和也

A5版/72ページ/2001年(画像は2002年の第3版)

1996年に月刊劇画『戒王』に連載された長編漫画「ふらふらふらり」に書き下ろしを加え初の単行本化。5人の若者が繰り広げるモラトリアム青春物語。

【収録作品】ふらふらふらり1~4話

此処には泣かさんとする話なぞ一つも無いが、泣けない話も一つも無い。/竹内圭(元ジンタ)

ふらふらふらり 第二部

『ふらふらふらり 第二部』
藤本和也

A5版/120ページ/2002年

1997年に発表されていた2話分に約60ページの書き下ろしを加えた「ふらふらふらり」待望の続編!

【収録作品】ふらふらふらり5~7話

焦りと逡巡と希望的観測がたっぷりミックスされた、コレは恥ずかしくて懐かしい青春の物語なのです。/南陀楼綾繁

藤本和也作品集

『藤本和也作品集 1995-2001』
藤本和也

A5版/96ページ/2001年(画像は第2版)

『月刊タルワキ』『何の雑誌』などに発表された短編をほぼ全て収め、未発表作品をも加えた決定版作品集作者自身によるライナーノーツ、大西祥平氏の解説付。

【収録作品】Oh!オフィス/ONE・TWO・BOOGIE/ココココンバンワ/スローデーズ/まっすぐ歩けない/そば屋の娘/おかしな奴/隣りの女/学帽くんの山参先生お手伝い日記/平成カッパ天国/アフロ・ロック・テーマ/カメラが欲しい/つやばなし/悲しくてやりきれない(未発表)

もし、藤子F先生が夢見たマンガ世界なんてものがあるとしたら、それは意外とこんな感じじゃないか、と。/大西祥平

ふらふらふらり 第一部〈ぷらす〉

『ふらふらふらり 第一部〈ぷらす〉』
藤本和也

A5版/96ページ/2009年

2001年に発刊された『ふらふらふらり第一部』に短編4作品をプラスした増補版。短編は『藤本和也作品集』から『日本の夏、天狗の夏。』(宙出版/2005年)に収録されなかった作品をセレクト。

【収録作品】ふらふらふらり1~4話/おかしな奴(月刊タルワキ3号 '98)/平成カッパ天国(月刊タルワキ1巻 '99)/悲しくてやりきれない(藤本和也作品集 '01)/Oh! オフィス(山田参助作品集 '95)

美しひしらべ

「美しひしらべ」
フジモトカズヤ

B7版/16ページ/2002年

『ふらふらふらり第二部』初版の先着特典として製作した手製本のミニマンガ。のちにアンソロジー『日本の夏、天狗の夏。』(宙出版/2005年)に収録される。

ふらふらふらり 第一部初版

『ふらふらふらり 第一部』
藤本和也

A5版/68ページ/2001年

オンデマンド印刷で30部製作された初版。帯付き。表紙は梨地。印刷所は中野ブロードウェイにあったきょうだい堂(現在閉業)。

ふらふらふらり 第一部2版

『ふらふらふらり 第一部』
藤本和也

A5版/72ページ/2001年

オフセット印刷になった第2版。表紙は手違いで赤くなる。印刷所は木内印刷。

藤本和也作品集

『藤本和也作品集 1995-2001』
藤本和也

A5版/96ページ/2001年

初版。白地に銀と紺の2色印刷。印刷所は木内印刷。

HISTORY

2000.春
「ジンタ」のCDジャケットをデザインを担当した際に、メンバーの竹内さんから過去の作品をお借りしたのがきっかけになり、藤本和也さんの作品に出会う(そのCD『青天の霹靂』では藤本さんのイラストを使用しています)。

2000.秋
当時大阪在住だった藤本さんとコンタクトを取り、出版について快諾していただく。

2001.4.1
餅屋ブック第1弾『ふらふらふらり第一部』初版発刊。 部数の予想がつかなかったため、30部と極少部数でのスタート。実質、出回ったのは25部ほど。オンデマンド印刷(コピー機の上等なヤツ)で製作。この初版のみ帯つき(コスト、手間がかかるため以降はステッカーになる)。

2001.6.1
『ふらふらふらり第一部』初版が予想以上のペースで完売し、100部増刷。この第2版は同人誌専門の印刷所に依頼。手違いか表紙がオレンジではなく朱色になってしまう。

2001.7.15
メールマガジン『[本]のメルマガ』75号で、南陀楼綾繁(河上進)さんに取り上げていただく。初のメディア登場。

2001.8.26
餅屋ブック第2弾『藤本和也作品集 1995-2001』初版発刊。 100部印刷。銀と藍色の2色の表紙。印刷所のトラブルで発刊が少し遅れる。

2001.9
神戸・ちんき堂にて『藤本和也作品集』を限定販売。

2001.10.17
千駄木・往来堂書店のサイト内コラムにて、南陀楼綾繁さんに餅屋ブックを取り上げていただく。連動して往来堂書店の店舗で『ふらふらふらり第一部』と『藤本和也作品集』を委託販売。

2001.12
雑誌『映画秘宝』26号の大西祥平さんのコラムで餅屋ブックの本を紹介していただく。
ムック『ことし読む本 いち押しガイド2002』で南陀楼綾繁さんに『ふらふらふらり第一部』を取り上げていただく。

2001.12.15
『藤本和也作品集』150部増刷。この第2版から印刷所を変え、表紙のPPコートや紙質など見た目が良くなる。

2002.1~2
中野・タコシェにて開催された「さよならタルワキ・フェア」に参加。缶バッチを製作、販売する。ちなみにタルワキとは藤本さんが作品を掲載していた同人誌。

2002.1.15
『ふらふらふらり第一部』150部増刷。第3版。こちらも見た目が良くなり、色は当初の予定だったオレンジ色に。

2002.4
雑誌『映画秘宝』30号の大西祥平さんのコラムにて、藤本さんのインタビューが掲載される。

2002.7.15
餅屋ブック第3弾『ふらふらふらり第二部』初版発刊。強気の200部印刷。先着特典としてB7版のミニマンガ「美しひしらべ」を製作。

2002.7
千駄木・往来堂書店にて2度目の委託販売(2002年9月まで)。
西荻窪・北尾堂ブックカフェ2にて販売開始(2002年9月まで)。

2003.4.15
『ふらふらふらり第一部』150部増刷。第3版2刷。
『藤本和也作品集』150部増刷。第2版2刷。

2009.11.1
『ふらふらふらり第一部』(2001年)に短編4作品をプラスした増補版『ふらふらふらり 第一部〈ぷらす〉』を発刊。

2022.10
餅屋ブックの活動を終了する。