餅屋年報2020

新型コロナ禍と仕事
●年度末あわせの仕事がいくつかあり、その打ち合わせを1、2月にしていたんだけれど、まだその頃はマスクもつけず、距離も取らず。時には喫茶店の個室を使ったりもしていた。3月後半に新型コロナの感染が増え、外出自粛要請が出ても、もとから外出していないので生活はあまり変わることはないしなあ、とのんきに構えていた。仕事もあったし、このまま平常運転になるかと高をくくっていたけれど、4月の緊急事態宣言以降は仕事も少なくなり、レギュラーを除くとほぼゼロに。そんな状態が結局8月まで続く。
●それから後半はなんとか持ち直したけれど、初めて廃業を考え、そして、リタイアしたらこんな日々が続くんだろうなという疑似体験をしてしまったことで意識がずいぶん変わり、老後を考え具体的なライフプランを計算したりした。

餅屋デザイン25周年
●そんな隠居気分のさなか、フリーランス25周年を迎える。10年前、このままじゃまずいと意識して書籍デザインの方に進んだように、これからの10年は動画制作の方に軸足を移していきたいと思っていて、そのための計画を立てはじめる。突然屋号やアカウントを変えるかもしれない。

ラジオ英会話をはじめる
●理由はコロナ禍でヒマになったから、ではなくコロナ禍の政府対応や日本人的なメンタリティに嫌気がさして海外に行きたいという気持ちがはじめて芽生えたから。さすがに移住はムリとしても、生活するところの選択肢を増やしたいというのと、あとはYouTubeの英語字幕を理解したいというのが主な理由。中・高と真面目に勉強してこなかったので、まだ基本的なところをおさらいしている感じだけど、英語特有の語順はなんとなくつかめてきた。

Netflixに課金する
●理由はコロナ禍でヒマになったから、ではなく「呪怨」のドラマシリーズが見たかったから。元々マンション契約でJ-COMが見られるので、わざわざ有料チャンネルに入らなくてもと思ってきたけれど、いつでも興味のおもむくまま見られるのは思ったより快適。そしてNetflixオリジナルの映画やドラマが見られるのも大きくて、結局現在まで契約更新中。
●こういったサブスクで、さまざまなコンテンツを視聴出来るようになったせいかわからないけれど、欲望というか自分の気持ちを自制しないようになった。それが良いことなのか悪いことなのか、精神的にはふっきれてずいぶん健康になった。

他者の存在
●コロナ禍初期では情報を知るためにどうしてもSNSに振り回されがちだったし、自分にも向き合いがちだったけれど、あるときからその辺りもどうでも良くなり、他人の思考に興味が無くなってしまった。おそらく今までが気にしすぎだったんだと思う。

というわけで、2020年もどうぞよろしくお願いします。